こんな疑問に答えられる様に、実際に受講した私が解決出来る様に纏めていきます。
コーヒーインストラクター3級こんな人に役立つ
- コーヒーが好きで、コーヒーをもっと奥深く知りたい人。
- カフェで働いて居る人。(豆の種類とか抽出器具とか知らなければ、受講必須。)
⇒コーヒーに力入れているカフェで無くても、知っているだけで自信を持って接客できる様になるはず!お店で提供するコーヒーにも自分なりの提案が出来る様になる事でしょう!
コーヒーインストラクター3級こんな人には物足りたい
- 既に独学で色々調べていてコーヒーに詳しい。
- 仕事で勉強していて、既に知っている知識である。 など
基本的な知識を持っているコーヒー好きの人は、受講しなくても良いと思います。
仕事で知識がある人向けには『2級→1級→鑑定士』と3級はスキップして次の階級が準備されています。ラテアートや豆を見分ける、ブレンドの種類をかぎ分ける等の実技もあり、より実践向けです。
コーヒーインストラクター3級、そもそもどんなモノ?
全日本コーヒー商工組合連合会が認定している検定で、3級は受講すれば誰でも資格が取れるもの。
コーヒーインストラクター3級受講料
受講費用は2,000円程度。
公式HPの受講料は1,500円となっていますが、開催企業により異なる様です。
資格証と一緒に豆を郵送して貰ったり、より知識の定着に役立つ工夫をされていて、結果2,000円程度としている所が多々見受けられます。
コーヒーインストラクター3級受講方法
受講については、コーヒー商工組合連合会の加盟企業(検定実施企業一覧)が実施します。そして、不定期開催です。
不定期開催なので、各社のホームページ見ても情報が載っていないし、問合せ入れてもやっていない所が多かったので、google検索で、「コーヒーインストラクター 3級」で調べたら、直近の実施企業情報が出てくるので、そこから購入する事が良いと思います。
現在は、コロナ禍という事もあり、ZOOMなどを活用してオンラインセミナーが主流の様です。なので、開催企業の場所などは、気にしなくても大丈夫です。
コーヒーインストラクター3級の講義内容
- コーヒー豆の種類の違い
- コーヒー豆の味の仕組み
- 抽出方法
- コーヒー豆の抽出方法の違い
+質疑応答があり、1時間30分程度で終わる物になります。
豆の種類
そもそもコーヒーとは何か。
珈琲は、コーヒーチェリーという実の種の部分の事を言うそうです。
この実の中に種が入っていて、それを乾燥させたモノが、生豆(なままめ)。「きまめ」と呼ばれたりもしますが、正式には、「なままめ」みたいです。
私の受講した企業さんは、講義前に郵送で送ってくれて、講義中に実際に匂いを嗅いで触って感想を言い合う時間がありました。青臭い匂いでした。
主な豆の種類
カネフォラとアラビカが世界の豆の99%を占めている様で、
その中でもアラビカの方が主流との事です。というのも、味が良くて品質が良いからだそうです。只、病気がちで栽培は難しい様です。
それに比べて、カネフォラは、低地や高温多湿地域でも育てられる強い耐病性があるので、育てやすいけど、味は酸味が少なく、インスタントコーヒーなどによく使われる様です。
焙煎後のコーヒーは、膨らんで軽くなる。ポップコーンみたいな感じになります。
コーヒーの産地について
コーヒーの産地は、よくグアテマラとか、ブラジルとか、聞きますが、赤道付近の北半球、南半球(北緯25度南緯25度)で栽培が可能となっています。日本では、沖縄が気候的に適していて栽培出来るが、台風がネックになる様です。台風が来ると木が倒れて、商業用に未だ出来ていないとの事でしたが、2019年からネスレさんが奮闘(サッカー元日本代表の高原さんと一緒にやって話題になっている)している様です。
私個人的には、コーヒーベルトの中に入っているアフリカの中でコーヒー産地としてメジャーで無い、ギニアあたりの方が気になりました。気温もそうですが、雨量や標高も適しているであろうと思います。経済的な理由で環境整備が追い付いていないだけなら、2022年現在では、コーヒー生産量ランキングでは、下位の方ですが、2030年には、アフリカの人口が5人に1人となり、経済発展を遂げて恵まれた環境になれば、一気にコーヒー産地として、人気出せるのでは、と素人目線で感じました。
コーヒーベルト(Coffee Belt)とは、地球上の赤道を中心にして、南回帰線から北回帰線の間にある熱帯地方を指します。このコーヒー栽培の適地であるエリアが、ベルトのように地図上に位置することからそう呼ばれます。直射日光を受けても酷暑ではなく、相当量の雨量に恵まれた年間平均気温が摂氏15~30度ぐらい、降雨量が1800ミリ内外の排水のよい土地にコーヒー農園が設けられています。
コーヒーベルトとはより引用
コーヒーの味の仕組み
酸味と苦みのバランス。
この二つのバランス、量、質によってコーヒーの味が決まります。
只、酸味と言う言葉の意味が広義過ぎて、酸味が苦手と言う人が多いけれども、実際にはモカ、キリマンジャロなどの酸味の強い物が人気で多く売れるそうです。
酸味にも多くの種類があり、量、質、栽培地で異なる様です。
モカと呼ばれている豆はエチオピアやイエメン産のティピカ種のコーヒー豆を指します。
モカとは
キリマンジャロコーヒーはこの山の中腹、標高1,500〜2,500mでの栽培が盛んなアラビカ種のコーヒーのことを指します。
キリマンジャロコーヒーとは
苦みについては、共通の認識であり、焙煎を強めると、増えてくるものである。
コーヒー豆をなぜブレンドするのか
- 同じ味のコーヒーを提供する為。
⇒スターバックスのブレンド豆とかには、注意書きが書いてあります。
「※風味を維持する為に地域構成を変更する場合がある」と言った風に。 - 独自の味を作る為。
- コストパフォーマンスを良くする為
⇒ブルーマウンテンNo1は、100g4000円以上する。1杯10g位としたら400円のコーヒーになるし、お店で出したらもっと高くなる。只、ブレンドしたら、UCCで150g1,598円の商品とかある。
コーヒーの抽出のされ方
- 酸味は早く抽出されて、苦みは遅く出る。
- 温度を上げると早く抽出する(90度位がベスト)
- 時間が長くなると濃くなる
- 粉を細かく挽くと濃くなる
コーヒー抽出器具による違い
①プレス
メッシュで抽出するので、ペーパーと抽出時と抽出出来る物が違いコーヒーの油分が出やすい。微粉が出るデメリットもある。
②ペーパードリップ
メッシュより細かい目で濾過される。豆の挽き具合、お湯の温度、浸す時間によって味が異なる。その為、入れる人によって味が変わってくる。ドリップに使う器具(3つ穴のモノ、大きな穴のモノ)に応じても、お湯にコーヒーに浸る時間が異なるので、味が変わる。
③サイフォン
水を熱して高温での抽出になる。ビジュアル的な効果も大きいので、お店でのパフォーマンスになる。
器具ごとの相違点の特徴
- プレスやサイフォンは、豆の分量や水量を決めておけば均一の味を出せるので、マニュアル化しやすい。ペーパードリップは、技術テクニックが必要になる。抽出と濾過が同時に行われる。
- プレスやペーパードリップは、低温でも可能。
水による味の違い
水によっても大きく異なる。
特に硬水、軟水によって違う。軟水の方がコーヒー成分が現れやすい。
ヨーロッパの水は、硬水が多い。2000年前のモノが上がってきている為、ミネラル分が多い。
フレンチロースト、イタリアンローストなど深煎りが多いのは、ミネラル分に負けない様に濃く挽く事が多い。
珈琲豆の保存方法
光を避ける。温度の低い場所に置く。水分、酸素、光が遮断された状態を保つ。
質疑応答
私は以下の質問をして、答えてもらいました。参考までに。
一番大事なのは、メッシュの荒さ。荒ければ、微粉が入ってしまうが洗い易い。
その辺りのバランス。
コーヒーインストラクター3級のまとめと所感
品種、焙煎、温度、抽出方法によって、味が細かく変わって、そのパターンも無限にあるから、
面白く人を惹きつけるのであると感じました。
また、嗜好品であるため、人によって好みが違うが、味のパターンが無限にあるから、よりパーソナライズ出来る物が作れるので、ハマる人が多いのだろうと感じました。
また、相まって、単純にカフェインが人を中毒にさせいますね。
この様な事から、水の次に飲まれている物だそうです。
↓コーヒーインストラクターの受講を終えて、スタバのコーヒープレスを全種類制覇してレビューを纏めてみました。