牛乳を選ぶとき、味や価格だけでなく、安全や環境への配慮も気になる方は多いのではないでしょうか?
そこで注目されているのが生活クラブ牛乳です。
本記事では、生活クラブ牛乳の実際に味わった感想、価格そして生産者の想いなど、参考情報を元に詳しくご紹介します。
参考情報:パスチャライズド牛乳について | 生活クラブ公式サイト、牛乳・乳製品について | 生活クラブ公式サイト
生活クラブ牛乳とは?その魅力に迫る基本情報
まずは、生活クラブ牛乳がどのような牛乳なのか、基本情報を押さえましょう。
生活クラブ牛乳は、独自の製法と管理体制のもとで生産された、安全性とおいしさを両立するこだわりの牛乳です。
- 製法:自社工場でのパスチャライズ製法(72度で15秒間の低温殺菌)により生乳本来の風味を残しつつ、雑菌を抑えいます。
- 管理体制:厳選された飼料で育った牛の生乳を使用しているため、自然な甘みと程よいコクを感じやすいです。
- 環境に優しい:リユース可能なびん容器や紙パックなど、環境に配慮した選択肢を揃えている点は、大きな特徴。
製法面や容器選びまでこだわりが行き届いているからこそ、安心して日々の食卓に取り入れられる牛乳です。
次に、安全性ついて詳細に見てきます。
生活クラブ牛乳が提供する「安心」と「おいしさ」
生活クラブの牛乳は、生乳本来の品質と安全性を守るための徹底したこだわりがあります。
- 牛の育成:牛の健康状態や飼料の安全性を厳しく確認し、ストレスを極力減らした飼育を行っています。
- 生乳の選定基準:生乳の総菌数は、1ミリリットルあたり30万個以下であり、法令(乳等省令)の基準である400万個以下と比べて、かなり厳しい基準を設けています
参考情報:親から子へ、引き継がれる酪農家の思い
この厳しい品質管理の結果、生活クラブ牛乳は、他の牛乳とは一線を画す自然派志向の商品となっています。
製品によってはノンホモ製法を採用し、脂肪球を必要以上に壊さない製造方法を取り入れているため、写真の様に牛乳表面にクリームが浮くほどであります。
さらに、栄養面でも、生活クラブ牛乳は優れたバランスを持っています。
乳脂肪分にはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、適量を摂取することで脂溶性ビタミンの吸収を助けたり、エネルギー源としても活用できます。
自然に近い形での飼育や製造プロセスが消費者にとって「安心」と「おいしさ」を提供する鍵となっていて、さらに、健康的な食生活をサポートします。
以上が、生活クラブの牛乳の基本情報となり、この後は、実際に飲んだ味のレポートをお届けします。
実際に飲んでみた!生活クラブ牛乳の味わいレポート
4人家族の我が家では、一日で一本がほとんどなくなるほど、愛飲しています。
それだけ愛されているこの牛乳を、日本で高い人気を誇る『明治おいしい牛乳』と飲み比べてみました。
『明治おいしい牛乳』は、独自のナチュラルテイスト製法により、生乳本来の風味を活かした牛乳として知られています
見た目の比較
まず、見た目ですが、色は大きく異なりませんでしたが、泡立ち方がまったく異なりました。
- 生活クラブ:まったく泡立たない
- おいしい牛乳:複数の気泡がずっと残っていました。
これは、生活クラブの牛乳が自然に近いという事が証明された結果だと、感じました。
なぜなら、三洋貿易株式会社(化学材を取り扱う企業)のフォームミルクの分析結果から、生活クラブの様に、自然に近い形の低温殺菌牛乳は泡立ちしづらいことが証明されているからです。
低脂肪製品は全乳よりも有利であり、UHT 製品は低温殺菌牛乳よりも冷たい牛乳を泡立てるのに適しています。
牛乳における起泡性、泡安定性、泡サイズの評価
味わいと風味
実際に味わってみると、違いはさらに際立ちました。
- 生活クラブ:低温殺菌による自然な甘みが感じやすく、匂いがまったくない。
- おいしい牛乳:給食の牛乳を思い出す味を感じ、比較して飲み比べると、独特の臭みや雑味を感じます。
この違いが出るのは、生活クラブ牛乳は、72度で15秒ほどの低温殺菌を行うためです。
生活クラブの牛乳は一口飲むごとに牛乳の自然な甘みが広がるのですが、スッキリとした後味で飲みやすくゴクゴクいけて、幸せな気持ちになります。
特別な口当たり
- 生活クラブ牛乳:舌触りがなめらかであり、濃厚な口当たりやコクが感じられます。
- おいしい牛乳:口当たりは、水のようなさらさらとした舌触りであり、生活クラブ牛乳と比較するとその自然な味わいと離れている事を感じます。
これらの違いの要因として、次のように異なる製造方法を採用していためだと考えられます。
- おいしい牛乳が超高温殺菌(130度以上で2秒程度)
- 生活クラブ牛乳はパスチャライズ製法(低温殺菌法)
そして、試しに、それぞれの牛乳を上記画像の様にお皿にこぼして、比較してみたところ、その拡がり方が違い、濃厚度の差を明白にしました。
生活クラブ牛乳は、お皿に広がらず、まとまっていて、おいしい牛乳は、留まることなく、拡がっていきサラサラな様子が分かります。
これらの違いの画像は、見た目でもその濃厚さの違いが分かりやすいと思います。
以上が、おいしい牛乳と比較した際のレポートになりました。
生活クラブの牛乳は、牛乳本来の味わいを重視したい方にとっては、まさに理想的な製法といえます。
口当たりが滑らかで、後味もすんなりと切れるため、朝食から夜のリラックスタイムまで、さまざまなシーンでおいしく楽しむことができます。
一方で、次に、我が家の子供の反応をまとめています。
我が家の子供は、好き嫌いが分かれます。
子供がみんな好きと言いたかったのですが、意外にも、好き嫌いが分かれました。
我が家には、6歳のお姉ちゃんと2歳の弟がいます。
お姉ちゃんは、濃厚感が好きでないようで、おいしい牛乳の様なサラサラタイプが好みの様です。
一方で、弟の方は、生活クラブ牛乳が大好きで、お風呂上りに生活クラブの牛乳を飲めないと、叫び散らかし、手が付けられない状態になります。
それくらい大好きです。
ここからは、生活クラブの牛乳の価格や購入方法などの事務情報をお届けいたします。
生活クラブ牛乳の種類と価格
ここからは、牛乳のタイプについて、公式サイトの情報とカタログから抜粋して、情報をご提供します。
生活クラブ牛乳は、好みや目的に応じた3つのラインナップが揃っています。
パスチャライズド牛乳 | パスチャライズド低脂肪牛乳 | ノンホモ牛乳(パスチャライズド) | |
---|---|---|---|
製品タイプ | パスチャライズド牛乳 | パスチャライズド低脂肪牛乳 | ノンホモ牛乳(パスチャライズド) |
概要説明 | 生活クラブ牛乳の一番スタンダードタイプ | スタンダードタイプを遠心分離させた低脂肪タイプ | ホモジナイズ(脂肪分の均質化)を行っていないタイプ |
おすすめの方 | 初心者向け | 脂肪分を気にする方向け | より自然派な方向け |
サイズ | ・900ml ・200ml×2 ・500ml(店舗のみ) | 1000ml | 900ml |
提供スタイル | ・瓶 ・紙パック(店舗のみ) | 紙パック | 瓶 |
価格(最大容量) | ¥276(税抜) | ¥267(税抜) | ¥276(税抜) |
※価格は、その時点の市場状況や生乳の調達コストによって若干の変動があります。
まずは公式サイトやチラシをチェックして、希望する牛乳の価格を確認するところから始めるとよいでしょう。
価格については、これだけのこだわりを持ちながら、スーパーで売られている牛乳と大差ない事に驚きます!
どれを選ぶかは、味の好みや栄養面の優先度に加え、カロリー管理や調理用途などによっても変わってきます。
自分や家族にあった種類を見つけることで、より楽しく牛乳ライフを送ることができるでしょう。
生活クラブが提供する多様な選択肢は、消費者のニーズを的確に捉えた結果といえます。
生活クラブ牛乳はどこで買える?
自分の都合に合わせて購入スタイルを選択できる柔軟性も、生活クラブならではの利点となっています。
- 購入は組合員として注文カタログを利用する方法
- インターネットを通じて申し込む方法
- 店舗で購入する方法
ライフスタイルや家族構成に合わせた購入形態を選ぶことが多いです。
購入時には、組合員制度に加入して共同購入や宅配サービスを利用するケースが一般的です。
仲間同士や地域で協力して注文することで、送料や配送コストを削減しながら、コミュニティづくりにもつながる側面があります。
生活クラブ牛乳の筆者おすすめの楽しみ方
ホットミルクか、そのまま飲むのが一番のおすすめ。
ラテや料理での活用などおすすめしたかったのですが、こだわり牛乳と言えど、他に邪魔されてしまっては感じられなくなってしまうため、そのままがいっちばんイイです!!
最後に、生活クラブの製造の裏側をご紹介して、おいしさの裏側をより深く理解していただきます。
生産者の想いが詰まった生活クラブ牛乳の産地とこだわり
生活クラブ牛乳の自然でおいしい味を実現している生産体制について、公式サイトの情報やYoutubeから抜粋していきます。
参考情報:牛乳・乳製品について | 生活クラブ公式サイト、「パスチャライズド牛乳」の生産者とオンラインで交流しました | 公式サイト 、生産者の想い | 公式Youtube
安心とおいしさを生み出すのは、丁寧な生産体制と生産者の熱い想いです。
生活クラブでは、提携する酪農家と協力しながら生乳の品質管理を徹底しています。
生産の段階から牛の健康状態や飼料の安全性を厳しく確認し、自然な環境でストレスを極力減らした飼育を行っています。
こうした生産者やスタッフの尽力が、毎日の食卓においしい牛乳を届けられる大きな要因といえます。
また、自社完備の工場との連携も綿密に行われており、酪農家から届く生乳は基準に則って素早く加工されています。
これによって、鮮度を落とすことなく各ご家庭に届けられるようになっています。
生産者と工場間で情報共有や技術提案を緊密に行うことで、より高品質で安心できる牛乳を届ける体制が作られている点も注目に値します。
健康な牛たちが作る、自然の恵み
生活クラブが提携している酪農家の多くは、牛を健康的に育てる工夫を行っています。
たとえば、「フリーストール」という牛をつながずに飼育しています。
この手法を採用する事で、牛が自由に動けるので、好きな時に飼料を食べ、おがくずなどが敷かれた寝床で寝ることができます。
牛たちが自由に動き回れる環境は、ストレス軽減にもつながり、結果的に質の高い牛乳を生み出すことを可能にしています。
生乳の風味を損なわずにおいしさを最大限引き出すためには、牛の健康が欠かせません。
自然に近い環境で飼育された牛から搾乳される生乳は、より濃厚でありながらくどさを抑えたクリアな味わいを実現します。
参考情報:健康に牛を育て、良質な生乳を生産しています 「パスチャライズド牛乳」の生産者とオンラインで交流しました | 公式サイト
生産者と工場の連携が生む高品質な牛乳
提携酪農家がこだわりの飼料や飼育方法で育てた牛から搾乳した生乳は、迅速に千葉、栃木、長野にある新生酪農株式会社の牛乳工場へ送られます。
たとえば、酪農家の方は、搾乳機を使わずに、タオル越しに手作業で搾乳して、牛乳の健康状態を確かめたり、余計なストレスを与えないようにしたりしています。
そして、生産工場では、温度管理や品質チェックを徹底することで、フレッシュな状態を保ったままパスチャライズ製法を行うことができます。
このように生産者から工場に至るまでの連携が密に保たれているからこそ、生活クラブ牛乳は長年にわたり高い品質を維持できているのです。
生産者の真摯な想いと技術力の融合によって、毎日安心して飲める一杯が出来上がっています。
参考情報:都市近郊酪農を応援する 「もうひとつの牛乳 -Another Milk-」プロジェクト始動!! | 公式サイト
環境にも優しい!サステイナブルな生産プロセス
生活クラブでは、環境負荷を減らす取り組みにも力を入れています。
牛乳を入れるびんがリユースできるシステムや、再利用可能な紙パックを採用するなど、資源を無駄にしない工夫の数々が特徴です。
さらに、飼料の選定や牛舎の管理にもサステイナビリティの視点を取り入れ、地球環境に配慮した生産体制を確立しています。
提携生産者の中には、牛のたい肥を活用して牧草やトウモロコシを栽培し、自給飼料の割合を高めることで、地域内での資源循環を実現している事例があります。
一連の取り組みは持続可能な社会を目指すうえで大切な一歩であり、日々の消費から未来を変えていこうという想いが詰まっています。
参考情報:牛乳の持続可能な生産をともに支える力が必要です | 公式サイト
まとめ|生活クラブ牛乳が選ばれる理由
自然に近い味わいを安心感とともにお届けできるのは、そこに尽力していただいている、酪農家や生産工場の方々の想いや熱量があるからであります。
ここに、生活クラブの牛乳が選ばれる理由が詰まっています。
そこに、付随して価格も抑えられていて、市場に出回っている牛乳と価格が遜色無いのは、生活クラブの原点がこの牛乳から始まっているという事も起因していると考えられます。
これらの『価格』、『味』、『安心感』が選ばれる理由となります。
毎日の食卓に欠かせないベーシックな牛乳だからこそ、安全性とおいしさを両立させたい方にとって、生活クラブ牛乳は十分に検討する価値のある選択肢と言えるでしょう。